2008年04月12日

歴史人物・・・「ガイウス・ルタティウス・カトゥルス 〜第一次ポエニ戦争勝利の立役者〜」

ガイウス・ルタティウス・カトゥルス (BC291〜220)
共和制ローマ執政官 (BC242)

 今回取り上げるのは、第一次ポエニ戦争を終結に導いた名将カトゥルスや。

 カトゥルスは、BC242年に執政官に選出され、ローマ艦隊の司令官に就任するんや。ちょうどこの頃、ローマはシチリアの西側にあるトラパニ、リリバエウム、エリチェという3つの要塞を攻略中やったんやな。

 カトゥルスはカルタゴの補給線を絶つため、港の封鎖に取り掛かったんやが、戦闘中に足を負傷し、一時撤退することになるんや。

 余談やが、この時エリチェの要塞を守っていたのが、あのハンニバルの父ハミルカルや。

 さて、カトゥルスは怪我が治るまでの間、のんびりしていたわけではなく、この機会を利用して兵士たちに猛訓練を課し、徹底的に鍛え上げたんや。その結果、怪我が完治する頃には、海上でもカルタゴと互角以上に戦えるまでになっていたんや。

 それはすごいですね。

 そのことを知ってカルタゴは大慌て。本国から増援部隊をシチリアに送り込むんやが、カトゥルスはそれを察知し、自らも出撃してリリバエウム沖で増援部隊の捕捉に成功するんや。ところが・・・

 ところが?

 この時、リリバエウム沖はひどい時化に見舞われていたんや。そこでカトゥルスは悩んだ。このまま時化の中戦闘に持ち込むか、時化が収まるまで待つか。収まるまで待てば増強された敵艦隊とぶつかることになる。しかし今攻撃すれば、風に翻弄された挙句に海の藻屑と消えることになるかもしれないってな。お前らならどうする?

 私は・・・、収まるまで待ってから攻撃します。戦いでならともかく、嵐で大事な兵士を失うわけには行きませんから。

 あたしなら今すぐ攻撃するね。待ってたら敵は100%強くなっちゃうけど、風に負けるかどうかはやってみないとわからないから。それに自分が鍛えた部下を信じなくちゃ。

 泉が正解。カトゥルスは時化の中、あえて攻撃に踏み切ったんや。結果は大勝利。50隻を撃沈し、70隻を拿捕という大戦果をあげたんや。

 カルタゴはこの大敗北で戦意を喪失、とうとう降伏し、第一次ポエニ戦争はローマの勝利で幕を閉じるんや。



統率政治戦闘智謀魅力
7942787466

特技:海戦


関連人物

ハミルカル (?〜BC229/228)

統率政治戦闘智謀魅力
8665887779


 カルタゴの将軍よ。ハンニバルの父として有名だけど、本人もかなりの名将よ。


参考文献 「ローマ人の物語2 ハンニバル戦記」 塩野七生
       「古代ローマ歴代誌」 フィリップ・マティザック
posted by THOMAS at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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