2008年12月18日

ゲームブック「バルサスの要塞」Vol.21

ヒドラの部屋を出たこなたは、その先にある螺旋階段を上り、重厚なドアの前に立った。


 何々…、「止まれ。バルサス・ダイアの許可なき者の立ち入りを禁ず」…? なるほど。この先がボスの部屋か。よーし、行くぞ。

 ところが、扉には頑丈な鍵がかけられているのよね。ナンバー式ロックなんだけど、番号わかる?

 もちろん。図書室でしっかり情報は得てるからね。(Vol16参照)





ガチャッ


ブウンッ!


 うおあっ!


扉を開けたこなたを出迎えたのは、喉めがけて飛んでくる三叉の矛であった。


 ぼ、<防御>!!


ガキィン!


矛はこなたの張ったバリアに弾かれ、床に落ちた。





「よくぞ我が部屋までたどり着けたものだな、小童。」


Scan10642.JPG


「生意気な下郎め。このバルサス・ダイアに敵うと思っておるのか!」


 やってみなきゃ、わからないよ。


「ふん。ならば、小手調べといこうか。来い、鉤爪獣!」


グゥオオー!!


背後から恐ろしげな唸り声が響いた。振り返るとそこには、長い鉤爪をもった巨大な獣が襲い掛かろうとしているところだった。


 <防御>…は、もうないか。なら、<骨抜き>!!


グ、グアァ・・・!


鉤爪獣は突如苦しみだした。弱った体では自らの体重を支えることが出来ず、床に崩れ落ちた。


「ほう…。なかなかやるようだな。」


 今だ! <千里眼>!


こなたが魔法を使うと、バルサスの思考の断片が頭の中に飛び込んできた。しかしそれはすぐに消えてしまった。


「我の頭の中を読もうなど、思い上がりもはなはだしいわ! ふんっ!」


バルサスはなにやら呪文を唱えると、両手を激しく振り下ろした。


ゴゴゴゴ・・・


突如床が激しく揺れだし、立っていることができないほどとなった。


 くっ! <浮遊>!


こなたは魔法を使い、宙に舞い上がる。


 これで一安心…とはいっても、このままじゃジリ貧だよ。なんとかしなきゃ。さっきの<千里眼>、感じたのは強い光と恐怖だったっけ。…ん? 光と恐怖…、そういえば図書室の本に…!


こなたは窓に向かって突進した。


「貴様! 何をする気だ!」


 えいっ!


こなたはカーテンをつかむと、力づくでひっぺがした。窓からは強い朝日が差し込んでくる。


「カ、カーテンを…もどせ…! うおおおぉぉぉ…!」


太陽の光を浴びたバルサスは、その強大な魔力を失い、力尽きた。


 やりい!





 おめでとう。これでゲームクリアよ。どうだった?

 「火吹山」よりも、ステージが込み入ってて、面白かったよ。
posted by THOMAS at 00:43| ゲームブック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。